- 2018年04月10日 火曜日
お線香はアロマセラピー
Web天狼院に応募したけど残念ながら載らなかった原稿を載せます。
ママのことしかアタマにないので、テンション落ちてる感じです( 。-_-。)
ああネタがないネタが
それでは読んでやってください。
======
お線香はアロマセラピー
「お母様にリラックマのお線香をお送りしたいので、住所を教えてください」
東京にいる高校の後輩からメッセージをこんなメッセージをもらったのは3月後半のことだった。私がリラックマ好きなのを知っているので気を利かせてくれたのだ。
リラックマのお線香?
リラックマの形をしているのか?
そ、それは、燃やしにくくないか?
……なんて馬鹿なことを考えたがそんなわけはなく、届いたのを見たら、リラックマの絵が描いてあるケースに入った2種類のミニお線香だった。
その香りがふるっていて
トロピカルジュースの香り
ふんわりホットケーキの香り
の2種類。ジュースはよくわからなかったが、ホットケーキの方はほんとにホットケーキを思わせる香りがした。バターをたっぷりのせたイメージだ。リラックマはホットケーキが大好きという設定だから、たしかにリラックマお線香といえる。
ん〜、おいしい香り
すっかり気に入ってしまって、4月1日に誕生日を迎える母のため、という名目で、一日に何回も何回もお線香をあげた。訪問看護に来てくれる人にも「いい香りですね」と人気だった。
そしてあっという間になくなってしまったので、アマゾンで追加を買ってしまった!
これでしばらくは安心だ。ホットケーキの香り、お気に入りだからね!
といっても実は、父が亡くなった時から、ご進物用のお線香をいただくことが何度かあった。檜の香り、桜の香り、その他高級なお線香をたくさんいただいた。父の分だけでも、母どころではなく私が死ぬまでありそうな勢いだ。
一昨年の父に続いて今年の1月に母が亡くなった時、納骨までの間、お骨は玄関はいってすぐの洋間にあった。そこに仏壇からお線香セットを持ってきて簡易仏壇? みたいにしておいた。父と母の遺影も並べて置いた。
洋間の隣がトイレなので、トイレに行くたびに
ママ〜
といってお線香をあげにいっていた。母に話しかけてばかりいたので、父が嫉妬していたかもしれないが、一日に何度もお線香をあげにいった。
ち〜〜〜〜ん
お線香をあげるときに鳴らす鐘の音は、余韻が長くて、心が静かになる。
そう
お線香の香りと、この鐘の音は、私に癒やしを与えてくれた。
アロマテラピーのようなものだ。
母が死んで悲しくてさみしくてたまらない気持ちを、お線香や鐘の音が少しずつ鎮めてくれた。もちろん、
ママ死んじゃったぁぁぁぁ
と毎日のように涙を流すのだけれども、そのたびにお線香をつけて、ち〜〜〜〜ん と鐘を鳴らす。
四十九日が過ぎ、県内の遠くから兄が来てくれて、納骨法要をしてからは、過去帳とお線香の道具と遺影が仏壇にいる。私がいつも寝ている部屋だ。散らかっているので、仏壇の前の座布団にたどり着くのが大変だが、それでも一日に何度も仏壇の前に行く。何度も、何度もお線香をあげて、両親の遺影に手を合わせる。
悲しいけれど、心が安らぐ。
折しも、市内のセラピストさんから、オラクルカードというカードのリーディングを習い始めることにした。実際に人様にカードリーディングをするのはもう少し先の話になるが、いま私が持っているのはiPhoneアプリのオラクルカードだ。いろんなカードがアプリ内で買えるので、折に触れて引いている。その中でも「トーキングトゥヘブンミディアムシップカード」という、亡くなった人のメッセージが聞けるカードが気に入って、ママの声が聞きたい! といっては引いている。
曰く
魂になってからは自由にあちこち行ける
あなたを愛していることをもっと伝えておけばよかった
私は死んでない、滅びたのは肉体だけで、魂は永遠
などなど
そんなメッセージを見ては、ママぁぁぁ、といって泣いてしまう私がいる。
カードを読んで
お線香をあげて
ち〜〜〜〜〜ん という鐘の音の余韻を聞いて
しょっちゅう、母のことを思っている。
いつもいつも母のことばかり考えていては前に進めないとは思うのだが、それでも3ヶ月近くたってもまだ悲しい。
母がいない家に、まだ慣れない。
母がいないので朝の卵焼きを作ることもなくなったし、夜のお総菜を買ってくることもなくなったし、昼は自分ひとりで食べるのでなるべく外に出ようと外食するようになった。
存命中は、私がいないと寂しがるので急いで帰っていたが、今は家に帰ってもぬいぐるみたちが待っているだけなので、外でなるべく長居したりもする。
さみしい。
でも
お線香やカードの力を借りて、少しずつでも自分の心を癒やしていこう。
それが母の供養にもなるだろうから。
死ぬ直前は介護でいろいろ大変だったから、つらいおもいもしたけれど、今となっては
ママ、大好きだからね!
と、天国にいるであろう母の魂に届けたい。
あ、父が嫉妬するといけないので、父のことも大好きでいてあげなくちゃね。
そしてお線香のいろんな香りに癒やされて、こころがもう少し元気になってきたら、今度は私がいろんな人を癒やせるようになりたいと思う。
カードリーディングを習って
ライティングゼミをがんばって
癒やしのことばを、多くの人に届けられるようになりたいと思った。
リラックマのお線香をくれた友よ、ありがとう。おいしい香りをありがとう。
この世が平和で心安らぐ世界になりますように。
≪終わり≫
ママのことしかアタマにないので、テンション落ちてる感じです( 。-_-。)
ああネタがないネタが
それでは読んでやってください。
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お線香はアロマセラピー
「お母様にリラックマのお線香をお送りしたいので、住所を教えてください」
東京にいる高校の後輩からメッセージをこんなメッセージをもらったのは3月後半のことだった。私がリラックマ好きなのを知っているので気を利かせてくれたのだ。
リラックマのお線香?
リラックマの形をしているのか?
そ、それは、燃やしにくくないか?
……なんて馬鹿なことを考えたがそんなわけはなく、届いたのを見たら、リラックマの絵が描いてあるケースに入った2種類のミニお線香だった。
その香りがふるっていて
トロピカルジュースの香り
ふんわりホットケーキの香り
の2種類。ジュースはよくわからなかったが、ホットケーキの方はほんとにホットケーキを思わせる香りがした。バターをたっぷりのせたイメージだ。リラックマはホットケーキが大好きという設定だから、たしかにリラックマお線香といえる。
ん〜、おいしい香り
すっかり気に入ってしまって、4月1日に誕生日を迎える母のため、という名目で、一日に何回も何回もお線香をあげた。訪問看護に来てくれる人にも「いい香りですね」と人気だった。
そしてあっという間になくなってしまったので、アマゾンで追加を買ってしまった!
これでしばらくは安心だ。ホットケーキの香り、お気に入りだからね!
といっても実は、父が亡くなった時から、ご進物用のお線香をいただくことが何度かあった。檜の香り、桜の香り、その他高級なお線香をたくさんいただいた。父の分だけでも、母どころではなく私が死ぬまでありそうな勢いだ。
一昨年の父に続いて今年の1月に母が亡くなった時、納骨までの間、お骨は玄関はいってすぐの洋間にあった。そこに仏壇からお線香セットを持ってきて簡易仏壇? みたいにしておいた。父と母の遺影も並べて置いた。
洋間の隣がトイレなので、トイレに行くたびに
ママ〜
といってお線香をあげにいっていた。母に話しかけてばかりいたので、父が嫉妬していたかもしれないが、一日に何度もお線香をあげにいった。
ち〜〜〜〜ん
お線香をあげるときに鳴らす鐘の音は、余韻が長くて、心が静かになる。
そう
お線香の香りと、この鐘の音は、私に癒やしを与えてくれた。
アロマテラピーのようなものだ。
母が死んで悲しくてさみしくてたまらない気持ちを、お線香や鐘の音が少しずつ鎮めてくれた。もちろん、
ママ死んじゃったぁぁぁぁ
と毎日のように涙を流すのだけれども、そのたびにお線香をつけて、ち〜〜〜〜ん と鐘を鳴らす。
四十九日が過ぎ、県内の遠くから兄が来てくれて、納骨法要をしてからは、過去帳とお線香の道具と遺影が仏壇にいる。私がいつも寝ている部屋だ。散らかっているので、仏壇の前の座布団にたどり着くのが大変だが、それでも一日に何度も仏壇の前に行く。何度も、何度もお線香をあげて、両親の遺影に手を合わせる。
悲しいけれど、心が安らぐ。
折しも、市内のセラピストさんから、オラクルカードというカードのリーディングを習い始めることにした。実際に人様にカードリーディングをするのはもう少し先の話になるが、いま私が持っているのはiPhoneアプリのオラクルカードだ。いろんなカードがアプリ内で買えるので、折に触れて引いている。その中でも「トーキングトゥヘブンミディアムシップカード」という、亡くなった人のメッセージが聞けるカードが気に入って、ママの声が聞きたい! といっては引いている。
曰く
魂になってからは自由にあちこち行ける
あなたを愛していることをもっと伝えておけばよかった
私は死んでない、滅びたのは肉体だけで、魂は永遠
などなど
そんなメッセージを見ては、ママぁぁぁ、といって泣いてしまう私がいる。
カードを読んで
お線香をあげて
ち〜〜〜〜〜ん という鐘の音の余韻を聞いて
しょっちゅう、母のことを思っている。
いつもいつも母のことばかり考えていては前に進めないとは思うのだが、それでも3ヶ月近くたってもまだ悲しい。
母がいない家に、まだ慣れない。
母がいないので朝の卵焼きを作ることもなくなったし、夜のお総菜を買ってくることもなくなったし、昼は自分ひとりで食べるのでなるべく外に出ようと外食するようになった。
存命中は、私がいないと寂しがるので急いで帰っていたが、今は家に帰ってもぬいぐるみたちが待っているだけなので、外でなるべく長居したりもする。
さみしい。
でも
お線香やカードの力を借りて、少しずつでも自分の心を癒やしていこう。
それが母の供養にもなるだろうから。
死ぬ直前は介護でいろいろ大変だったから、つらいおもいもしたけれど、今となっては
ママ、大好きだからね!
と、天国にいるであろう母の魂に届けたい。
あ、父が嫉妬するといけないので、父のことも大好きでいてあげなくちゃね。
そしてお線香のいろんな香りに癒やされて、こころがもう少し元気になってきたら、今度は私がいろんな人を癒やせるようになりたいと思う。
カードリーディングを習って
ライティングゼミをがんばって
癒やしのことばを、多くの人に届けられるようになりたいと思った。
リラックマのお線香をくれた友よ、ありがとう。おいしい香りをありがとう。
この世が平和で心安らぐ世界になりますように。
≪終わり≫




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